ピアサポートを学びあう会 スタート
~将来のリカバリーセンターを めざして~
新緑の美しい季節です。皆様、お元気でいらっしゃいますか。
物価高、米不足も、各地の皆様の応援をいただき、なんとか乗り切っています。毎日レストランではおいしいご飯を提供でき、メンバーたちもしっかりと食べ、価格も1,000円のままで変えていません。新鮮な野菜たっぷりのバランスの良い食事に満足して大賑わいの日々です。ご支援ご協力に感謝申し上げます。
しかし、世界を見ると戦争が終わらず、飢えでやせ細って泣いている子どもたちや、どうしてやることもできず悲しんでいる母親の写真報道に心が痛みます。一日も早く平和が戻るようにと願います。日本が軍事費を増やして軍備を拡大していることは平和へのみんなの願いに反していることです。せめて、クッキングハウスは平和な場にしていかなければと活動している日々です。
クッキングハウスの将来の夢は、当事者が主人公になってお互いを認め合い、持てる力を出し合ってリカバリーセンターをつくっていくことです。そのためには今よりもっと対話を続け、気持ちを語り、仲間の思いを聴いていく修練を積んでいくことが大事だと思います。そこで、「ピアサポートを学びあう会」が発足しました。第1回目は5月15日。ずっと心の居場所が在り続けて欲しいとの願いから、2009年に始まった「クッキングハウスの将来を考える会」。そこからうまれた「当事者会 夢tomo」の理念の読み合わせをして、感想を語り合いました。新しくクッキングハウスの仲間になったメンバーたちにとっては、クッキングハウスの歴史を知るチャンスになりました。世界の仲間ともつながりたいと理念の英語訳もメンバーたちが次々と読んでくれ、なんと頼もしいことでしょう。次回からは語り合いたいことをいっぱい出しあっていきましょう。早速に読書会がしたいと希望が出ました。メンバーがファシリテーターとなり、ゆっくり進めていきましょう。対話がどこまでも続いていきますように。そして、平和な社会へと希望の発信になりますように。
(松浦幸子)